ガイド日誌 -Recent Highlights
Aug, 2018

8月の川はもうウェーダーいらず。
モーレツな蝉の大合唱。本流の野生ニジマスシーズンの開幕。
日本のファミリー客が多いのもこの時期の特徴。
クッキングもきっちりガイドw
ワタとエラを外して鱗をきれいに取り除き、塩でよくもみ洗いして臭みをとる… ここまでのナイフワークは完璧❗️ 上手にできました🤓
「あとはゴールについてからムニエルにしましょうマドモアゼル。ちょうど良いフライパンがあるのですよ。」
「ええ、良くってよムッシュ。」
…なんて言ってるかどうかは別として、そういう図😄🌀


ガイド個人はC&R派。 しかしながらゲストに価値観や考え方を強要することをしないのはKAMUYの流儀。
釣った魚を食べてみたいという子供なら誰しもが抱くであろう素直な欲求に対して協力は惜しまない。
「そんなことを続けられたら尻別川の魚が枯渇してしまうからやめて!」 という声も聞こえてきそうだが。
ガイド フィッシングのゲストはとてもマナーの良い方ばかり。
昨今のフィールドで節度ある釣りが必要になってきた理由を丁寧に説けば皆快く理解してくれる。
今年から設定された最上流コース。全コース中最も澄んだ美しい水質を誇る。
この日初めてのフライフィッシングに挑んだ家族の目の前を60cm超のレインボートラウトが悠然と泳ぐ。
あれをいつか仕留めるくらいの凄腕フライマンになってもらえたら良いな🙂


年の近い男の子兄弟はいつもライバル同士。
弟よりも大きな魚を釣りたいと無心で振り続けた竿にアメマスがヒット。
結局彼はこの日弟の魚のサイズを超えることはなかったが、
思いを胸に自分で釣った喜びは弟のそれよりもはるかに大きかったのではないだろうか。
彼は良いアングラーになると思う。
2年連続でファミドリに挑戦してくれた男の子。1年目はタイミング悪くノーフィッシュ、今年はなんと… 台風絡みの大雨で本流はど茶濁りと不運に見舞われ続けたが、起死回生のマル秘ポイントで人生初のフライフィッシュでファーストキャッチ❗️
格好良くリリースする様子はもうフライマン❓😙
いつまでも良い釣りをしたいからリリース… そんなフライマン達の想いをも理解してくれそうな気風のある少年だった。


台風の雨が過ぎると途端に連日”ファミドリ”の釣果が続々と続く…
一度も釣りをしたことがなく川を歩くことすらおぼつかない本当の初心者でも初挑戦で全く苦労をすることなくこの通り。 ファミリードリフトボート恐るべし。
アマチュアのベテランアングラーも自身の足でポイントに通い独力で挑戦するのはもちろん良いことだが、8月のこの時期はどこへ行っても人だらけで思うような釣果は誰しもがあげられないもの。 いっそ思い切って夏休みの家族サービスを兼ねてガイドフィッシングを頼ってみてはいかがだろうか?
お盆期間中最も混雑した8月13日。
キャスティングで刻んでいくかドリフトで流していくかの2択でキャスティングを選んでストライク。
7グラムのスプーンでボトム着底直後の巻き始めに押さえ込むような強いバイトを感じたという。6度のジャンプ、完璧な魚体。 見事です。


魚は1尾1尾丁寧にリリース。
魚に触れる前に手を水に浸し予め温もりを取る、水から上げない、魚体を握らない、エラに触れない… 一時期は世に普及しかけたC&Rのこんな基本的な手順とマナーも時代とともに少しづつ軽視されてきているように感じるのは私たちだけだろうか…?
子供は水の子。
10分も釣れない時間が続くとすぐに釣りよりも水遊びに夢中になる。
釣りをさせたい親としては呆れてしまうのだが、こんな綺麗な川で冷たさに身を委ねた子供はこの記憶を生涯忘れない。
ここから始まる偉大な釣り人は多い。


「みんな今日は楽しかった?」
…顔を見ればわかるね❗️