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*2021年8月からクロマグロの釣りは全面禁止になりました。 KAMUYでもクロマグロをターゲットにガイドを受けることはできません。
8月
小樽市内を見下ろす小高い丘の上にひっそり立つ瀟洒な古民家を改築したゲストハウス。 モダンな近代建築のアパートメントと隣接しているが今も昔も小樽は古いものと新しいものの共存する街。
ノスタルジックなこの街を拠点に8月最中のエキサイティングなゲームに挑む。
積丹半島のオフショアキャスティングゲーム。 小樽市内から車で僅か1時間。
この時期になると小樽・積丹沖にクロマグロ・ブリ・シイラなどの青物が回遊してくる。 魚群が浮いてくる日中に表層のキャスティングでこれらのターゲットを仕留めようというもの。 考えられる限り、真夏の北海道ではもっともエキサイティングかつハイレベルなターゲットの釣りとなる。 今回挑んでくれたのは香港の若者達。 今ではそれぞれにアメリカ、カナダ、イギリスの大学に留学中の彼らは小さい頃からの「釣り仲間」なんだとか。😄 平均年齢なんと20歳。
全員が見事な英語と中国語を完全に使いこなし、オフショアゲームの経験はGTをはじめ、ブルーマーリンやターポンなど世界各地にわたる彼ら・・・
最近のニュースを騒がせる一連の香港の動向といい 前向きに生きるエネルギーと行動力に満ち満ちている彼ら香港の若者達。
日本の若者よ、負けるな… 😓
全員でナブラ探し。
僅かな水面のモジリですら見落とさないようにみんな真剣。
「キャプテン!スプラッシュだ!10時の方向! マヒマヒだ。」
とか
「白いな、イエローテイルじゃないのか?」
とか
「黒かったぞ、あれはツナだ。」
とか英語の飛び交う船上。
8月の暑い日中。 中層〜底付近のジギングの反応はイマイチ。 やはりメインは表層付近でベイトを捕食する個体狙いのキャスティングが中心になるべきなのだが、英語でキャスティングゲームに対応してくれるチャーターガイド船は日本国内で他には全く探すことができなかったという。
ヒラマサ用の大型ペンシルに小型のツナがヒット❗️
彼が香港から持ち込んだSTELLA SW14000XGのドラッグが心地よい作動音を鳴らす…
北海道のレギュレーションでは希少なクロマグロの資源保護の観点からキープリミットが30kgと設定されている。30kgに満たない小型のクロマグロは原則リリースしなくてはならない。
こちらは8.5kgの小型のクロマグロだったがキャッチ時点で生存不可能と判断したため
キープと相成った。
「命を奪うからには美味しく食べなくてはならないね。 明日のランチはこいつで日本の寿司だ!」
とテンションも上がる。
中層のジギングでもヒット。
横に走るようならツナ。 そうでないならイエローテイル。
水面下のジギングではどっちが釣れるかわからないワクワク感が楽しい。
8月
積丹の短い夏。
紺碧の海と白いスパンカーのコントラストが美しい。
苦労して釣り上げた魚なら喜びも大きい。
このイエローテイルは彼が日本に来て初めて獲った思い出の獲物となった。
2日間通して渋い状況の中でもブリ・マグロに好反応だった地元北海道のメーカー Endocraftの 「代表ジグ」
大きくポイントを移動する間、デッキ上でブリ&マグロの寿司パーティ😄
ちょっとご飯の量多いかな?といった心配はこの直後完全に無用な心配だったことに気づく。
若い彼らの胃袋は宇宙空間。
「ヘイ、サンモア」 (もっとくれ)
「キャッチサンモア」 (食いたきゃもっと釣れ)
「ガチャ❗️」 (任しとけ)
若者達と一緒に過ごすのは楽しい😇
小樽に帰って釣ったマグロで寿司を作る…
小樽は寿司の街。 しかしながら自分で釣った魚で作る寿司を食べるという経験はそう簡単に誰でもができるものではない。
ましてやそれが日本国内の至高のターゲット「 クロマグロの寿司 」 となればその価値は計り知れないのではないだろうか。
小樽・積丹半島沖のクロマグロの来遊状況は年によってまちまちで多い年もあれば全くいない年もある。
KAMUYのガイドは英語に完全対応。 船の手配、現場の通訳、釣りの手ほどきから寿司オプションの手配まで全て丸ごとコーディネート可能。
世界各地のやる気満々の若者達、どんどん挑戦しにきてくれ❗️😚