Style トラウト・ドリフトボート編
もくじ
基本編
キホンその1 トラウトのウェア選びの基本は自然界の色に近い地味なカラーリングです。(黒、ネイビー、ブラウン、グレー、オリーブ、迷彩など) 最近は派手な色のジャケットとかも流行ってきてるみたいなんですが、トラウト相手の釣りでは絶対にやめておきましょう! こちらの姿が魚に見つかりやすくなってしまうため、特に警戒心の強い大型の魚ほど釣果に影響してきます。 それに派手な色やホワイト、蛍光色は小さな部分にアクセントで使うにとどめておくのが、やっぱりオシャレでセンスよく見えるコツです。(帽子や手袋のロゴ、ネックウォーマーやネックゲイターなど)
キホンその2 帽子は必ずかぶりましょう。
キホンその3 ルアーやフライなどの危険なものから目を守るため、アイウェア(メガネかサングラス)は必ずつけましょう。
キホンその4 ちょっと暑いかな‥?? てくらいでオッケー。 ボートの釣りはあんまり動かないから汗をかいたりすることはあまりありません。 プラス1枚の保温着を常に用意して、暑ければ脱いで調節すれば良いのです。 寒くて着るものが何もない‥ が最悪の失敗パターン。
キホンその5 アウトドアでは基本的に”濡れないこと”が大事。 濡れるとそこから一気に寒くなります。 レインウェアはどんな時もかならず用意。 寒冷期は必要な時以外、水や雪にはなるべく触らないこと。
おすすめブランド
北海道や海外でのトラウト・シーンにぴったりな雰囲気を醸し出してくれる「トラウター御用達」の2大定番ブランドを紹介。 KAMUYガイドやオブザーバーの子達も愛用してるぜったいオススメの歴史と信頼のおける2大 USAウェアブランドです! これらをセンスよく着こなして… ガイドさんに釣った魚と一緒に自分を撮影してもらうのも楽しくなることは間違いなしですね。
北米シアトルのアパレルメーカー「フィルソン」 無骨な極厚手のコットン・シェルタークロスを基布に使ったウェーディングジャケットやバッグなど… こういう天然素材のウェアってホントにカッコよすぎ… 自然な風合いで飽きがこないから、一回買っちゃえばもう一生それを自信と愛着を持って着続ける事ができます! ポリエステルのウェアって不思議と時間が経つと「なんかカッコ悪く感じちゃう」ものなんですが…(なんででしょ?) フィルソンのウェアは時間が経って使い込めば使い込むほどに「シブさ」が際立ってますますカッコよくなってくるんです! フィルソンといえば一生物。 若いうちに買っておいて絶対にソンはしませんよ! KAMUYのガイドさんはなんと18歳の時からこのフィルソンの愛用者だったんだって…
北米モンタナ州のフィッシングウェア専門メーカー「シムス」 ガイドフィッシングの本場はなんといっても北米ですが、その北米のプロガイドたちが絶大な信頼をよせるウェーダーメーカーがこのシムスです。 上位モデルはいまだに中国やベトナムではなくモンタナ州ボーズマンの自社工場で米国人の熟練の職人たちによってひとつひとつ丁寧に作られています。 製品は全体的にスリムで「シュッとしたシルエット」になるのが特徴。 体型の太い人はワイドなキングサイズを選ぶこともできます。 ほかにも子供用や女性用モデルなども手抜きをすることなくちゃんとラインナップしてるあたりも「本物のメーカー」であることの証明ですね。
サンプル集&図解編
サンプル #1 〜20代 男女若者向け 暖かい時期
若い人向けスタイル。
最近流行のビッグサイズ系のTシャツやフーディなんかも自然な素材や風合いのものをうまく取り入れると面白いです。
ウェアはブラウン、グレー、ダークグリーンなどのアース系カラーがトラウトの基本。
なぜかというと‥
派手な色着ると魚達に気づかれやすく食いが落ちるのは間違いないからです。
あと、写真を一緒に撮った時に魚の色彩の綺麗さがいっそう際立つから。 なんてったって釣りの記念写真の主役はお魚さんですからね!
Tops: GU Big T
Bottoms: Patagonia Goretex chest high
Footwear: Patagonia stealth rubber soles
カンタンでわかりやすい! 図解編。
ティーンズ〜20代 男女におすすめ。
6月〜7月上旬 8月下旬〜9月中旬
暖かい時期のドリフトボートの基本スタイル
サンプル #2 40代〜シニア男性向け 暖かい時期
6月とか9月の雨の日とか、まだちょっと寒い日の装い。
落ち着いたデザインの天然素材のジャケットをゆったりと羽織ってのんびり流れてゆきます‥。 オイルドジャケットの持つ自然な素材の感じが北海道の川の風景と無理なく溶け合って‥ …ステキですね☆
Tops: Filson Oiled finished Canvas Wading jackets
Middle: UNIQLO Right down vest
Bottoms: SIMMS G3 Guide
Footwear: SIMMS G3 Guide Rubber sole
カンタンでわかりやすい! 図解編。
40代〜シニア 男性におすすめ。
6月〜7月上旬 8月下旬〜9月中旬
暖かい時期のドリフトボートのおちつきスタイル
サンプル #3 女性 暖かい時期
バスやソルトのルアーアングラーでもトラウトっぽいトラッドな雰囲気を出したかったら、襟付きの天然素材のシャツを着てみるのがいちばん簡単でオススメの方法です。 スポーティになりすぎない「きちんと感」が手軽に出せますよ。 ニットのカーディガンなんかを羽織ったらいっそうオシャレ。 予想外の寒さに備えるのもアウトドアの基本です。
こういうふつーのシンプルなシャツって大抵誰でも持ってるものだと思うので、普段あんまり釣りとかしない女性や子供達もトラウト釣りのファッションで迷ったらぜひやってみてください!
Tops: Linnen cotton Oxford shirts
Footwear:EntrantG2 chest high
カンタンでわかりやすい! 図解編。
ティーンズ〜20代 女子におすすめ。
6月〜7月上旬 8月下旬〜9月中旬
ブリテイッシュ風スタイル
サンプル #4 女性 暖かい時期
女性らしさがいちばん際立つ色って、やっぱり黒なんですよね。 最近はピンクやライト系の明るいかわいい色のウェアも流行ってきてはいるんですけど、やっぱりこの黒の魅力には絶対にかないません‥
Tops: Mizuno Ladies Breath thermo under Heavy
Bottoms: THE NORTHFACE Alpine light pants Ladies
Footwear: Nylon Hip boots
カンタンでわかりやすい! 図解編。
40代〜シニア 女性におすすめ。
6月〜7月上旬 8月下旬〜9月中旬
クールなカナディアンマミースタイル
サンプル #5 全年齢 男女 真夏
7,8月のドリフトはTシャツだけでラフに。
釣りのことだけを考えたら、色使いをアース系で地味目に抑えなくちゃいけないですが、帽子(ハット)の色をちょっとだけ明るめのブラウンとかにすると小顔効果を出せます。
サングラスも少し大きめにすることでさらに相乗効果。
帽子の色とロッドのコルクグリップの色が揃ってるのもオシャレな感じがしますね。
Tops: Patagonia Cotton tee
Bottoms: Patagonia Gore-tex chest high
Footwear: Patagonia stealth rubber soles
カンタンでわかりやすい! 図解編。
全年齢、性別対応。
7月中旬〜8月中旬
暑い真夏のドリフトボート。アメリカンおじさんスタイルw
サンプル #6 真夏の子供たち
活発な子供達は真夏であればザブザブ水に入って遊ぶことを前提にした、ドライ素材のTシャツやスイムウェアなんかが一番人気。 ボトムは同様に速乾素材のショートパンツ。 フットウェアは最近ではマリンシューズが手に入りやすく人気ですね。(マリンシューズはレンタルもありますよ)
また、ちょっとスタイル良くいきたいっていうオシャレさんは襟付きのシャツなんかがオススメです。
いずれの場合もちょっと思ったよりも寒かった‥ ていう場合に備えてレインウェアや保温着は必ず用意してあげてください。
Tops: Kids Dry round neck tee
Bottoms: Kids Dry short pants
Footwear: Marin shoes
カンタンでわかりやすい! 図解編。
子どもたち
7月中旬〜8月中旬
暑い真夏のドリフトボート。俺たちプール命だぜ!スタイル
サンプル #7 寒冷期の子供たち
日本では子供用のウェーダーやフィッシングウェアってメーカーがあまり力を入れてないのか、種類やサイズが全然ないのが現状です。 そのため春秋の寒い時期には子供達はスノースポーツ用のウェアを流用するのが良い方法です。 子供は大人に比べて低体温症にかかりやすいので、使い捨てカイロや最近では電熱ウェアなどでしっかりと寒さから守ってあげてください。 KAMUYには子供用のウェーダーレンタルもあるので利用してくださいね。
Tops: Kids Ski jacket
Bottoms: Kids snow pants + Boots foot Nylon waders
サンプル #8 男女 寒冷期
5月とか10月のふつうな感じの装いです。
オシャレっていう感じではないですが‥ シンプルなGOREのジャケットは雨具として常に必携です。 朝夕と昼の温度差はミドルで調節。 コンパクトにたたんでポケットにも入るライトダウンジャケットがマストアイテムです。
Tops: Mont-bell storm cruiser
Bottoms: Patagonia Gore-tex chest high
Footwear: Patagonia felt soles
サンプル #9 男女 寒冷期
4月や11月の防寒装備。
ハンティングっぽい雰囲気を醸し出す迷彩は着る人の年齢や性別を選ばないデザインでもあります。
周囲の自然の風景に溶け込むため、魚に必要以上にプレッシャーを与えないので特に透明度の高い川やボートからのキャスティングの釣りで有利になります。うまく着こなせば釣果もオシャレ度も両方アップ! ただ迷彩は他のアクセサリなんかも気をつけて選ばないと、中高年男性なんかは「 オラオラ 」なイタイ感じになってしまいやすいですので‥
お気をつけて。
あと、最近アマゾンなんかで売ってるモバイルバッテリーで発熱するベストと靴下‥ すんっっごく!! 重宝します。
Tops: SIMMS Bulkley jacket Riparian camo
Bottoms: SIMMS G4Z Chest high
Footwear: SIMMS G3 Guide Felt soles
サンプル#10 厳冬期 マイナス10度
12月や3月の厳冬期防寒装備。
キョーレツな寒さから身を守るのが最優先!
もはやおシャレとはほど遠いただの特殊部隊です‥
良い子はマネしないでねw
Tops: THE NORTHFACE Belayer parka
Bottoms: SIMMS Headwater pro chest high
Footwear: SIMMS G3 Guide Rubber soles
カンタンでわかりやすい! 図解編。
全年齢、性別対応。
10月中旬〜11月中旬 3月上旬〜4月中旬
寒冷期のドリフトボート。防寒基本共通スタイル
ドリフトボートのウェアリングいろいろ‥
基本的なウェアはまず‥ 帽子 + サングラスorメガネ + 季節に応じたトップス + ウェーダー + ウェーディングシューズ になります。 初心者やファミリーの場合はウェーダーとウェーディングシューズだけは持っていないことが多いので、それだけレンタルで用意すればあとは自分のものを使えば良いというわけ。 あとは雨が降った時に備えてカッパと、おやつとかいろんな物を入れておくためのバックパックやドライバッグがあれば準備オッケー!
ウェアは「 若作り 」に見えないように年齢にあうデザインを選んで、基本さえちゃんとおさえて着こなせばオッケー。 あとは‥ みんな「自信」をもって!
‥自然な笑顔がいちばん素敵に見える秘訣だと思います。
カナダ人オブザーバーのステファニー。
いまはバンクーバーで元気に働いてます。
Tops: Foodie Light down jackets
Bottoms: SIMMS headwater pro womenFootwear: SIMMS headwater women
オマケ。 台湾人オブザーバーのヤン・ディンイェくん。
台湾にはウェアなど必要ないぜー!
いつかケンシロウのような男になるのを目指しているらしい‥
Tops: Skin
Footwear: SIMMS G3 Guide Boots
◽️ウェア・装備を売っている北海道のオススメショップ
CORSO(コルソ) 札幌
一般的なフィッシングウェアの在庫が豊富で試着もできます。 KAMUYガイドが使用しているSIMMSやパタゴニアなどの一流ブランドも同じく在庫豊富に取り扱っているので、本格的なウェアが欲しい人にも◎ 釣り具屋さんですのでもちろんルアーやリール、ロッドなどもたくさん売っています。
秀岳荘 札幌白石店
フィッシングウェアではなくアウトドア系全般、特に沢登りやカヌー・ラフティングなどの専門的な装備を多く在庫しています。 シャワークライミング用の沢足袋やクライミングハーネス、ヘルメットのほか、ウェットスーツやフラッドラッシュなど、ここでしか手に入らない特殊な装備が豊富にあります。定休日があるので注意。
ワークマンプラス 小樽店
コストパフォーマンス派に大人気のワークマン。 北海道のアウトドアに必携の防水透湿素材のレインウェアや中綿入りの防寒レインウェア、防水バッグ、ドライ素材のウェアなどがびっくりするような安価で手に入ります。 また最近ガイドも超オススメしているモバイルバッテリーで発熱する電熱ウェアもここで入手可能。 思いの外オシャレなデザインのウェアも見つけられたりするので、「これ使えるよー!」 ‥みたいな掘り出し物探しも楽しかったりします。
THAMES (テムズ)
札幌市内の老舗のフライフィッシング専門店。 ‥とにかくセンスの良いお店。 大きなお店ではありませんが、店内にはフライフィッシング関連の道具がたくさん売っています。 オススメのポイントはズバリ、「 女性でも楽しい。」 フライフィッシングにあんまり興味がない人でも、お店のあちこちに「 あ‥ なんかこれかわいい‥!」 ていうような小物やアクセサリーがちょこちょこ存在するんです‥ それもそのはず、お店の方が女性なんです。 すごく気さくな良い方で、プロショップなのにお客を選ぶような感じは全くなく、誰でもにこやかに気持ちよく対応してくれます。お店の雰囲気は、「なんか‥ちょっと敷居が高そう‥ 」 て思っても入ってみたら全然そんなことなかったっていうすごく素敵なお店です。 釣りの時にセンス良く見える小物やアクセサリの選び方や着こなしかたなんかは他のどこよりも的確にアドバイスしてくれると思います。