
~モデルプラン~ 北海道だからこそ… ”ニジ”に拘る。。。
ガイド時期:4月中旬〜12月中旬
催行日数:地域による
※ニジマスを対象とする場合、ニセコ/積丹・道南1区・道南2区・十勝のいずれかから対象期間内に限ってガイドを承ります。
平均的なガイド料金の目安:
¥120,000 ~ ¥200,000
※料金はプライベートガイドで実際にこちらのプランを申し込む場合の目安で日数と地域によって異なります。
上記は過去の利用者の実態から一般的な目安となる平均的な金額と考えて参考にしてください。
◆このプランはプライベートガイドの申し込みフォームからお申し込みができます。 フォームにてプラン名をご選択ください。
◆実際には釣り場の天気と河川の状態によって釣りの内容は大幅に変更になる場合があります。 了承の上ご利用ください。
◆お支払いが済んでいないお客様への「 質問・問い合わせ 」へのガイドの対応は固くお断りします。
◆こちらの開催地は”ニセコ/積丹” "道南1区” ”道南2区” ”十勝” の複数開催となり、対応する期間の中でお客様による地域の指定・選択ができます。 対応期間外の地域指定はできません。
◆このガイドプランの推奨時期は4月上旬〜12月上旬となります。
◆”ニセコ/積丹” ”道南1区”はそれぞれ1日からのお申し込みが可能です。 ”道南2区”は2日から、”十勝”は3日からの受付となりますのでご注意ください。 また、これらの当ガイドが指定する以外の地域での受付はしません。
◆こちらのプランの参加者による平均的なガイド料金の総額目安は¥120,000~¥200,000となっています。*2024年度の催行実績をもとに算出。
◆基本的に2〜3名を参加上限人数とさせていただきます。
◆ヒグマ生息地を含む山岳危険地域への立ち入りはしません。
◆”ニセコ/積丹” ”道南1区” ”十勝”では主にボートを使用しますが”道南2区”ではボートの使用をしません。ご注意ください。 (天候によって地域や内容は変更を余儀なくされる場合があります)
◆送迎は承っておりません。 現地への移動にはレンタカーをご利用ください。
◆日本では法的な規制によりお客様がフィッシングガイドをタクシーの代替手段として利用することはできません。
◆こちらのガイドプランにはお客様の宿泊・食事・交通費は含まれていません。
◆こちらのガイド中に食品類の提供はありません。
◆ガイドは調理を行いません。
◆用品類のフルレンタル・オプションがご利用いただけます。
◆雨天決行です。 天候条件が良くない場合ガイドが代替のプランに切り替えることがあります。
◆当日の集合場所・時間につきましてはガイドと相談してください。
◆こちらのガイドメニューは現地ガイドが特に推奨する”プライベートガイド”のモデルプランとなります。 実際の料金はプライベートガイドの地域/日数の料金をもとに算出されますのでご注意ください。
◆詳細はプライベートガイド詳細案内をご覧ください。
~春~ 4月〜5月のガイドパターン

北海道では”早春”となる4月。。 ニセコ/積丹エリアでのレインボーの釣りが始まる。 未だ雪解けの水で本流域は大増水しているため、この時期に関してはボートではなく歩いてポイントを拾ってゆくスタイルが中心。 ウェットフライを使用した#6くらいのスイッチロッドでの釣りが楽しい。 ルアーでも不可能ではないが状況的にどちらかというとフライ‥ それもドライフライではなくウェットフライの釣りだ。 場所がニセコ/積丹エリアとなり、札幌や小樽・ニセコからも近いため1日からの気軽なガイドオファーができるのは良いことだ。 北海道ではちょうどこの春のタイミングはこれから産卵に参加する大型個体の”移動”する時期となっている。 日毎の川の水量や水色を勘案してガイドが最適なポイントを選び出してくれる。

5月上旬になると、道南方面でのドリフトボートからのキャスティングによるパターンも始まるため、ルアーフィッシング専門ならここから開始と思えば良い。 ニセコ/積丹エリアでもいいし道南1区でも良い。どちらの場合でも5月はドリフトボートとなるので大きな違いはない。 この時期のニジマスは産卵後の個体が釣れ始める。 食い気はあるものの引きの方は個体が細いのも目立つため真夏や秋ほどの強烈なファイトには及ばない。 ニジマス自体の産卵期というのは北海道の中でも春だったり秋だったりと地域差があるようだが… この地域に関しては春だ。 ルアーは5gくらいのスプーンなどを用意すればよい。

早春4月のニセコ近郊のトラウトストリーム。。 小さな流れに思いもよらず大型の個体が入っていて驚く。 ウェットフライを使用したフライフィッシングが最適となる。 まだまだ寒冷な時期でもあり水温は7度にも満たないこともあるため服装には注意した方がいい。 ウェーダー越しに伝わってくる水の冷たさは… 推して知るべし。 こんな様相であればブーツのソールはフェルトじゃない方が良いに決まっている。 ビブラムソールなどが最適だが、KAMUYのプライベートガイドではブーツソールを交換できる構造を持ったウェーディングブーツを用意すればよく、数多 のKAMUY会員やリピーターたちもみなそうしたブーツを使っている。 ボートだ歩きだと… 特に天候によっては直前であっても行き先や手段が変更になるものだから、装備にはそうした変更に即座に対応できるものが最も適しているというわけである。

5月に入ってからできるようになるドリフトボートからのキャスティングは自分だけの釣り場貸切の感覚がたまらない。 ニセコでも道南でもどちらでもできるので自分の行動範囲と釣りのために許された時間の両面から考慮して選べば良いだろう。 こうしたボートからのフライのキャスティングも不可能ではないが要求される技術がそれなりに高いので… 注意した方が良い。 生半可な腕前では… せっかくの良い釣りのチャンスを自ら台無しにしてしまうということを忘れないこと! ガイド付きの釣りというのは基本的に「 釣りの練習をするための時間 」ではない。 魚を釣るための時間なのだから。。
~初夏~ 6月〜7月のガイドパターン

ニセコ/積丹エリアでは6月中旬からいよいよ本流での流水のドリフトボートが本格化する。 道南1区に関しても5月から引き続きキャスティングの釣りが可能。 また十勝では6月下旬あたりからが本流ドリ フトの良い時期が始まる… と6月というのは人間も行動しやすいうえに釣りも一気に盛り上がる季節である。 十勝に関しては催行日数が3日間以上からの受付となるので気軽さには欠けるかもしれないが十勝本流の流域の広さとも相まって魅力的なエリアだ。 対してニセコ/積丹、道南1区ともに1日からの受付ができるのでこちらはよりカジュアルであるといえる。 本流の深い川底にいるニジマスは大型の個体が多く、特にドリフトボートの釣りではそうした一般的に岸釣りではどうしようもなく狙うことのできない魚にルアーを直接送り届けることができる。

6月のニセコ/積丹エリアでのドリフトボート。。 ウェットフライのスイングで良型がヒ ット。 うまくパターンを当てるとグッドサイズのレインボーが連続ヒットする。 6月ということもあり北海道も流石に日中は暖かく服装はこんな感じで良い。 使用されているロッドはOPST#6 Pureskagit ラインはやはりOPST Commandsmoothの300グレインを使用。 スカジットティップ OPST 10ft 80グレイン ”Bucket" となっている。 フライはガイドに選んでもらうといい。

6月下旬あたりから一気に良くなる十勝川本流。 流れは太く水深もある川なのでルアーとの相性は良い。 しかしながら… キャスティングで釣るのには相応の技量も必要である。 本流ドリフトのルアータックルは5~7フィート程度のごく一般的なトラウトロッドで良い。 川底の良型に狙いを絞るのであれば太いラインは使えないので、、その場合はナイロン1号~1.5号 根がかりとロストが激しいのでPEラインは使用せず。。 というのがこれを書いている2025年現在、ガイドをはじめ慣れたKAMUYリピーターの間ではもう「 常識 」となっている。 十勝エリアは6月下旬以降から3日間以上のエントリーのみ受け付けている。対応期間は6月下旬〜9月中旬くらいまで。

6月はじめごろの道南でのドリフトボート・キャスティング。 ルアーの場合基本的にシーズンを通してタックル構成はほとんど同じ。 強いて言えばドリフトの場合は乗船する人数によっては長すぎるロッド がお互いの存在が邪魔になってしまうため使えない。 写真のように3人で乗船してシェアするのであれば、全員が5フィートくらいの短いロッドを使うのが良いだろう。 ラインはやはりナイロン1号~1.5号 を75mほど巻いておけばまず問題ない。 ドリフトボートの釣りでPEラインを使用するベテランはまずいない。 理由あってのことなので大人しく彼らにならうのが吉。
~盛夏~ 7月〜8月のガイドパターン

7月に入ると北海道も日中の最高気温が30度に届く日が出てくる。 そのため涼しい早朝 の時間帯を中心に釣りを組み立てると良い。 早朝に釣りを始めてせいぜい9時くらいまでが狙うべき時間帯となっている。 ニセコ/積丹エリアではこの時期に海から遡上してきたと思しき個体こそ狙うべき「 ニジ 」となる。 ある英国のリピーターはこの時期にニセコに長期滞在してここぞというタイミングに狙いを絞ってボートガイドを使うという合理的なスタイルをとっているが‥ 結果は見事なものだった。 ネイティブの、、それもグッドサイズを狙うというのはそういうことである。 このレベルの釣りはもう日本人が考える釣りというよりは「 狩り 」であると心得るべし。

明らかに海から遡上したと思われる個体。ニセコ/積丹エリア での8月の釣果。 この体高でのファイトは推して知るべし。 この時のタックルも基本は同じで、5フィートのULのトラウトロッドにラインはナイロンの1号。 4ポンドである。 新品の巻き替えたばかりのナイロンラインはこれ1尾を釣っただけでチリチリによれてしまった。。 近年のラインやリールの性能というのは驚くほど良くなったもの。。 一昔前ならばこのくらいの魚を相手にするにはゴツいロッドに太いラインというのが使われるのが普通であったが… 現在の最新のメソッドであるドリフトボートと最新鋭のタックルの組み合わせによってこれくらいの釣りができるようになった。 釣りも進化していると感じる。

7月の十勝川でのドリフトボート。 太く水量のある十勝川本流は水深も深いため真夏の暑い時期であっても良い釣りができるフィールドである。 ルアーでもフライでも思い思いの楽しみ方をすればよい。
十勝は3日間から利用できるのでどうしてもハードルは高くなってしまうかもしれないが… とにかく広大なのでむしろ3日位あってちょうど良いのかもしれない。 本流の上中流、規模の大きな支流筋、下流域と全ての流域に隈なくボートを通そうと思えば1週間あっても不足するくらいである。

8月のニセコ/積丹エリア。 鬱蒼としげる水中のバイカモの中に良型が潜む。。 こうした場所での釣り方は考え方が2通り。 一つは直接水中を狙う方法。 もう一つは水面まで魚を引き寄せて釣る方法。 前者ではスプーンやニンフを使い、後者ではミノーやドライフライを使うことが考えられる。 超大型の可能性が常にあるところだけに… いずれの場合もドキドキする。 ニセコ/積丹エリアでは1日からこのドリフトボートのガイドを利用することができるが、正直いってたった1日では勿体無い。 こうしたドリフトボートからのキャスティングの釣り。 ほとんど全ての人が初日はまず”体験” 2日目で”試行錯誤” …で3日目くらいでやっと釣りを理解するに至り、そこから腰を据えて「大物狙い」 …と徐々にスキルアップしてゆく。 何事もやはり場数を重ねることは重要だ。

真夏になって暑くなってくると… こんな渓流にも良いレインボーが入っていることがある。 これに関してはニセコ/積丹限定のものだが、気分転換に強い真夏の日差しを遮ってくれる樹冠の下で時間を過ごすのは悪くない。 こういう場合はブーツのソールをフェルトにチェンジするとよく、滑らずに安心した釣りができる。 タックルはドリフトボートのものをそのまま流用。 真夏には1日ドリフトをやってもう1日は渓流に行きたいという人もたまにいる。
~晩夏・初秋~ 8月〜9月のガイドパターン

素晴らしいプロポーション。 9月のニセコ/積丹エリア。 ドリフトボートからの「 キャスティング 」でこういう魚を釣るためにはそれなりの”時間”が必要だ。 それはなぜかといえば… 道具やボート機材がいくら進化したとはいっても、肝心の「 釣り人 」の方は人間であるため急激に何事もうまくできるようになるものではない。 実際のところドリフトボートからのキャスティングの釣りは初体験する人はまず初日で「 体験 」 となり、2日目ではこうしたものか、ああしたものかと首を捻りながら「 試行錯誤 」 が続く。。 悩みに悩み抜いて最終的にはガイドのアドバイスを理解した人たちが3日目あたりからやっとそれらしく「 釣り 」の体を成してくる… といった感じ。 人間が”技術”というものを身に付けるにはどうしても時間が必要なのである。 こうした流心の深い川底に潜むランカートラウトというのは食欲自体は旺盛である。 それであるが故の結果としての”大型化” なのだ。 つまりは、大型のトラウトというのは食欲旺盛であるがゆえに釣られやすい側面を持っているとも言いかえることができる。 水中での彼らの位置を正確にイメージしてそこに対して”的確に”ルアーなりフライを操作して送り込むことができればたちまち… ズドン!! …である。 渓流をはじめ川でのトラウトの釣りを多少なりともやっている人たちであればぜひ誰もがトライしてみてほしい。

8月下旬。 ニセコ/積丹エリアでのガンガンの深瀬の川底から引っ張り出したのは… イカつい形相のオス。 現場についてまず釣り人が考えるべきことは… 1. 川底の形状を理解する 2. 流水の構造を理解する 3. 以上の2点からその場に優先して定位しているであろう個体の位置を推測する 4. 適切なルアーを選びトライする …という運びとなる。 狙ってこうした魚を釣ってゆくためには釣り人に相当な「 経験 」が必要だが、、 大抵の釣り人にはそんな多大な経験などないのが普通だから… そこをいかにガイドが説明で埋めてあげることができるかどうかだ。 これがつまりガイドフィッシングであるというわ けだ。 普通の釣り人ならば数十年も試行錯誤の繰り返しでかかるような経験を、、 わずか数日で得られるわけだから。。 その価値は計り知れない。

”大型のレインボートラウトなるもの” をぜひ釣ってみたい! …という要望で臨んだゲスト。 お見事。 大型の野生レインボー… 流水でのドリフトボートの釣りどころか… こうした深い本流域での釣りでさえも全てが「 初体験 」 となる人は少なくない。 深く広大な流域を持つ「 本流 」というのは一般的には釣り人を気軽に寄せ付けない地形であることがほとんど。 何気なくYoutubeで紹介されているポイントなどに手探りで1人いってみたところで、一体どこをどのようにして釣ったら良いのか皆目検討もつかない。。。 というのが普通。 人間というのは確信を持てない行動を実行し継続することは難しい。 多くの場合にそれは続かないのである。 続かないから結果も出ない、そして結果が伴わないからますます続けられない。 …という悪循環に陥るのである。 結果的に歩いて小さなトラウトばかりがたくさん釣れる「 小渓流 」ばかりしかやっていないという人がものすごく多いが、それではいつまで経っても大型のトラウトにはなかなか辿り着かない… というわけだ。 大型個体の住まう”本流”というポイントの攻略にガイドフィッシングを利用してみることを勧める一番の理由がこれである。

自分の普段のスタイルである「 ミノーイング 」で、試行錯誤真っ最中のアングラー。 こうした流水で野生のトラウト相手に使う場合、ミノーというルアーは長所と短所がはっきりしている。 短い時間で広範囲のやる気のある魚だけを探って拾ってゆくようなスタイルにはミノーはとても使いやすい。 反面スプーンやメタルジグなどのいわゆるメタル系と比べてミノーは狙うべき「水深」に届けることがとても難しい。 湖や海ではどんな釣りであってもメタル系のルアーが多用されている実際を鑑みてもこれは誰もが理解できるだろう。 本流というのは小渓流と湖や海との”中間”と位置づけるとわかりやすい。 ミノーも効果的に使える局面も存在するし、ここ一番の大型狙いではやはりピ ンポイントに狙いを絞ったメタル系が威力を発揮しやすい環境である。

「ここはねー 間違いなくイイのがいてるとこだよー! 」 …とガイドに言われたお客さんは。。 普段の得意のミノーイングで水面を狙ってみてもなんの反応もなし… 「 ちょっとやってみせてください 」 …でガイドが深瀬の底を狙っていきなりデッカいレインボーをヒット&キャッチ。。 1日目はそれで終了。 2日目。 生憎の雨で増水。。 今度はまたしてもガイドだけが中層のスイミングでキャッチ。。。 3日目。 彼のチャンスはやってきた。 1日目と同じ状況から今度は最初からガイドの釣り方を見よう見まねでやって… ドスン!! グラスファイバー製のウルトラライトの竿は当然のことながら満月のように曲がり、ドラグは大逆転。。 ラインはナイロン1号なのだから無理もできない。 寄せては走られを繰り返すこと7~8分。。 ついにガイドのネットにおさまって… 破顔一笑! …というワケ。 自分一人で手探りでやるならば数十年かかってしまうような経験をたった数日で得られる。 これがガイドフィッシングの魅力である。
~秋・初冬~ 10月〜12月のガイドパターン

10月以降もニジマスに関しては好機が続く。 11月中旬の道南2区でのキャッチ。 魚がいる場所というのは決まっているが問題はその「 狙い方 」にあると言い切っていい。 どんなものにも決定的なコツというものが存在するが、この河川内での良型ニジマスの釣りに関してはまさにそれ。 そして… これも事実だが近年のアングラーたちは99%が”的外れ”な釣り方をしている傾向にある。 ハッキリと理由を挙げるとその一番の理由は「 釣具メーカーが作り出す流行 」 にある。 ベイトリール。 PEライン。 高価なミノー。 この3点が全ての原因。 これらを使っているから「 釣れない 」 ということに気づける人は多くない。。。 実戦叩き上げのガイドが「 結果を出すためだけに 」選ぶタックルはいずれもみなそれとは全く違うタックルなのである。

初冬の頃の服装はこんな感じ。 チェストハイウェーダーにインシュレーション入りのアウタージャケット。 予定していた本流ドリフトが降雪の影響でできなくなり… 代わりに歩きの渓流で狙ってヒット。 静かでゆっくりと釣りのできる時期なのでガイドとしてはオススメなのだが… 寒さに弱いのか多くの人はこの時期に釣りをする気がなくなってしまうらしい。 人の少なくなるこういう時期こそチャンスが多いので… 大型狙い専門の人はもっとこの冬という時期にフォーカスして良いと思う。
~ファミリーならいつでもOK!~ 5月〜10月のガイドパターン

ここまで紹介しておいて今更いうのもなんだが… ニジマス狙いにああでもない、こうでもないと迷う必要はない。 「 ニセコファミリードリフトボート 」 これを選べば良いのである。 開催地はニセコとロケーション・利便性ともによく、プライベートガイドよりも断然「 コストパフォーマンス 」が高いのが売りである。 最大5人まで同時に乗船できるうえ、必要な装備や用品などは全てガイド任せでしかも、レンタル料金も一切かからない! …という高コスパぶり。 (プライベートガイドは原則として用品装備は自前の持ち込みが基本) それでいて… 釣れてくるトラウトはプライベートガイドのそれと全くおなじセクションで開催されているため、、 ヘタをするとファミリードリフトボートの子供の釣果がプライベートガイドのゲストの釣果を軽ーく上回る… なんてことは日常茶飯事なのであった。
「 ニセコファミリードリフト 」はニセコ/積丹エリアでのみ開催。 1日から受付できる。 季節は5月~10月。

なんの気なく放ったルアーにドカンと食い上げてきたレインボー。 彼は当然だが「 ニセコファミリードリフトボート 」の参加者なのだからこんな魚を釣るのは人生で初めての体験だったのである。 ルアーを自分でキャスティングできなくともよいし、それでも魚はしっかりと釣れる。 …それもデッカいのがである! 家族づれや初心者が混ざったグループでガイドフィッシングをやるならば、、 断然これが良い。 他に良い選択肢など無いし、仮に無理してそういうグループなのにも関わらずマニアックな要望をガイドに出したところでそのようになるわけがない。 写真は9月だが服装はこんな感じで問題なし。 ウェーダーと釣具は最初からレンタルに含まれている。 直前にガイドとのやりとりをする中で各人のサイズを伝えよう。

「 ニセコファミリードリフト 」 ではこんな感じに釣りが行われている。 所要時間は半日。 良い時間帯に良い場所だけを選び抜いてスパッと釣って、スパッと気軽にできる。 つまりKAMUY全ガイドの中でもこれが、コスパ・タイパともに「 最強 」のメニューなのである。 釣りというのは決して難しくない。 …わざわざ難しく考えようとしたり、自分には技術的に到底できないようなことを無理をして実現しようとするから難しくなってしまうのである。 これ、、 とても大事なことなので誰しもが覚えておくといいだろう。
◆結局のところ… ニジマス狙いにオススメの季節っていつなの?? …という問いに答える
北海道での野生ニジマスは季節を限定して”ここだけを狙え” …というほどに生息数が多くない。
ここまでを熱心に読んでいる人にはもうわかるかもしれないが、ニジマスのシーズンに「 ここが絶対 」という時期はない。 というのもニジマス自体が日本、 北海道でもそれは「 外来種 」なのであって他の代表的な在来種のアメマスやサクラマスなどのように、ある特定の時期になると大挙して来遊するような魚種のそれと比べた場合には生息数が段違いに少ないのである。 ニジマスの原産地である北米では北海道のサケやアメマスなどと同じように大挙して季節になると川に遡上し、それらは季節の風物詩的な釣りの対象魚となっている。 つまりのところ北海道に野生化しているニジマスを対象として「 この時期だけに狙いを絞れ(…ば大丈夫) 」 などと言えるほどにまとまった数が生息しているものではないというのがホントのところなのだ。 同様のことは同じく外来種であるブラウントラウトについてもいえる。
モデルプランとしての魚種別の紹介でこれほどにロングランの季節を紹介していることからもそれが窺い知れるというものでもあるし、もしニジマスを‥ それも野生の大きなニジマスを北海道で釣りたいけれども季節をいつを選んだら良いかわからない… というのであればそれほど迷うことはない、と自信を持って答えさせていただく。
まずは自分自身が安全快適に屋外で釣りのできそうな季節から入れば良いのである。 北海道の5月~9月というのは真夏も含めてとても過ごしやすい気候であることからまずはそこから… というのが順当だろう。 そんな時期にここ数年、東京や大阪では記録的な高気温の日が続く。 強烈な真夏の暑さを避けて北海道で… のんびりと時間をとって野生化の良型ニジマスに狙いを絞った釣りをガイドから教わりながら腰を据えて本格的にやってみるというのはとても有意義で良い夏の過ごし方となるのは間違い無いだろう。